細か過ぎて伝わらないキックボクシングの魅力・楽しさ・素晴らしさシリーズ27回目の今回は「サンドバッグを打てる喜び」についてです。
サンドバッグはボクシングジムに行くと、当然蹴れる訳はありません。でもキックのジムならば蹴る事ができます。サンドバッグを殴ったり蹴ったりするのは、非常にいい練習ができますね。
私は空手の練習のために、サンドバッグが蹴れる事を第一にジムを探しました。それがたまたまキックボクシングのジムだったわけです。
サンドバッグを殴ると割とシビアに、自分の実力がわかったりします。例えばワンツーを打ち込んだだけでも、その人の実力がわかります。またサンドバッグは結構重たいので、体重が乗ったパンチを打てるかどうかはハッキリとわかります。
派手な音が出れば良いという訳ではなく、しっかりと体重が乗ったパンチを打ち込むこと、単なる砂の袋を打ち込むのではなくて、この砂の袋が「ヒト」である事を想定して打つから意味があるのですね。
これに対して、コンビネーションパンチを打ち込んでみたり、逆に何もしないで防御の練習をしてみたりといろんな利用方法があるのです。楽しいですね。
キックボクシングジムのサンドバッグは蹴ってもいいのです!なんだ当たり前じゃないかという人もいるかもしれませんが、ボクシングジムではサンドバッグを蹴るとメチャ怒られるそうですし、フィットネスジムのサンドバッグも蹴ってはダメという場所も多いようです。
サンドバッグを蹴るというのは、実に気分がいいものです。回転で腰を入れてミドルキックを打ってみると、ドカン!という大きな音とともに振り子のように揺れるサンドバッグ。これこそが醍醐味ですね。
サンドバッグは重いので、当然ながら人に打ち込んだ時を想定して打つわけです。体重が乗らないキックは軽い効かないケリになってしまいます。仮に派手にパーン!という音がなったとしても、それは大して効かない蹴りですね。こうならないように自分で研究をすることができます。
また蹴れば蹴るだけ強くなる蹴りを自分のものにするために、もしくはより強力な武器にするために、徹底的に蹴り込みを行うのです。
右でも左でも両方で蹴れるように練習するのです!!そうすると確かに疲れますが、きっと実力として体に帰ってくるのです!
サンドバッグは、一人で練習できるからいいのです。そして人に対して思い切り打ち込んだり蹴り込んだらきっと怪我をしてしまいますが、サンドバッグならば怪我等ありません。自分が好きなだけパンチをうち、更に蹴ることもできるのです!
サンドバッグはなんでも出来るのですよ。
パンチ・キックはもちろん、コンビネーションを打ち込むもよし、暴れるサンドバッグを前蹴りで止めてからの繋ぎの攻撃コンビネーションとか、人に見かけた防御を練習するもよし、ステップワークを駆使して攻撃や防御等も色々と試せるのです!楽しいですよね。
唯一サンドバッグのちょっと厄介な事は、怪我をする場合があります!重たいサンドバッグを強く打つ事に集中しすぎると手首を痛めたり肩を痛めたりしますので、ご注意を!!
でも、このサンドバッグを打てる喜びは、何ものにも代えられない喜びがあるのです!
みなさんもそうは思いませんか?
コメント