【キックの魅力】㉓逆襲を狙え!捌き 細かすぎて伝わらないキックボクシング楽しさ・素晴らしさ

細か過ぎて伝わらないキックボクシングの魅力・楽しさ・素晴らしさシリーズ23回目の今回は「捌き」についてです。「さばく」とは?

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捌くという言葉を変換すると、「捌く」の他に「砂漠」「裁く」「佐幕」等に変換されますね。さて今回は捌くという意味ですが、イメージはつきますかね?

もちろん魚を捌くという言葉もあるとおりですが、当然のことながらキックにおいては全く関係ありませんね。

私が今回言いたい「捌く」とは、格闘技的な「捌き」です。相手の攻撃を避けつつ、攻撃に転じるその動きが捌きです。イメージ付きますかね?

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捌く動きはいきなりはできません。相手の攻撃をいなして、こちらの攻撃を加える態勢を作るワケですから、ある程度の鍛錬が必要ですね。いや、ある程度どころかかなりの訓練が必要だと思います。

相手の攻撃をかわすだけでも精一杯なのに、更に自分に有利な態勢を作るのは簡単ではありません。

でも相手の攻撃を見切って攻撃をしたいならば、相手に対して攻撃を当てやすい状況を作れるのです。

対人練習であるスパーリングや空手の組手を数多くこなすと、なんとなく相手の攻撃がこれかな?というのが分かる場合があります。

それを見越して自分の動きを決めるわけですね。相手の攻撃がわかっていれば、狙いすましたカウンターという手もあるし、相手に防御姿勢をつくらせない状況に追い込んでおきながらこちらは攻撃を仕掛けるわけですから、リスクは低く相手に対しては大ダメージを与えられるチャンスでもあるのです。

防御能力が高い人は、常にカウンターを狙おうとしますし、リスクを侵さずに試合を優位に運ぶことが可能になります。

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ポイントとしては、相手の攻撃を見切ってしまう事ですね。相手の攻撃が分かれば後はどうにでもなります。捌く事は相手の攻撃を見切った上で、攻撃に転じる訳ですがこの瞬間はパチンコでフィーバーしたぐらい興奮します!よっしゃ!!いくぞ!!という気合も入るというものです。

逆の立場で言えば、自分の攻撃が捌かれてしまうと、「やっちまった!!」感がものすごく強くなります。単にガードされたとかならばショックも無いのですが、捌かれたあとに待っている大ピンチが容易に想像できてしまうわけです。

ほんの一瞬の油断や中途半端な動きがそのままピンチに直結するのはよくありますが、相手の経験値や防御力によっては、こんな逆転技を食らってしまう事もあるのです。

簡単な例で言うと、ハイキックを外した時に隙ができてしまいそこを攻撃されてしまうのは単に攻撃の失敗なのですが、攻撃自体は失敗していないのにやられてしまう事もあります。例えばミドルキックを打ち込んだと思ったら、相手にキャッチされてしまったり、前蹴りを打ったら蹴り足を流されて(捌かれて)相手に背後を取られたりといい事などひとつもありません。

 

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相手の攻撃の先を読む力が重要です。先日元プロの人に聞いたら、例えば中級者くらいのキックボクサーとスパーリングをすると8割ぐらいはジャブから始まるそうです。だからワザとそのジャブに合わせて蹴り技を入れたり、返し技をしたりするそうです。意外なことに試合でも同じで、その人それぞれと言いつつもセオリー通りに動く癖を利用して攻撃をするなんて事もやるそうです。

 

こんな風に自分を圧倒的に優位に作用する相手の攻撃に対する「捌き」は、格闘技においては高レベルな防御技であるだけでなく、自分が攻撃に転じる攻撃テクニックでもあるのです。これが堪らない瞬間ですね。ある程度スパーリングとかをやっているとなかなか攻撃が当たらないことに気がつきます。相手の隙を突く攻撃やフェイントも重要ですが、相手の攻撃を利用し逆襲する「捌く」行為は実に楽しい技なのです!

 

皆さんはどう思われますか?

www.karatekagolf.com

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