ハイキックを打ちたいので、ここから先はハイキックの練習だけを行うことを決めてから1日目の話です。
ハイキックしかしない!と決めてからの練習初日です。
では、何をするのかというと以下の繰り返しをひたすら行います。
1.練習メニュー
①.ハイキック用のストレッチ
②.ハイキックのシャドー
③.ハイキックの蹴り込み(サンドバッグ)
上記の1~3をひたすら繰り返します。
1日目という事ですが決意は固いです。
早速ハイキック用のストレッチから練習に入ります。
普段であれば、腕とかも手もストレッチしますが、もうそんな事もしません。
「いや、それくらいはやればいいじゃない!」と思う方もいらっしゃると思います。
でも、そうじゃないんです!
今日からはハイキックのみの練習!他のことをやって惑うことはしたくないのです。
キッククラスは1時間ごとに行われるのですが、私は不参加。
対人練習とかだと楽しそうなのですが、それでも参加しません。
ストレッチを行うと大体5分かかります。
次に行うのがハイキックを中心としたシャドーボクシングです。
シャドーというのは、イメトレや形をきれいに出来るかを確認できる練習ではありますが、ハイキック中心にというのがポイントです。
ハイキックのシャドーというのは、実は何よりも絶対的な
「ハイキックのストレッチそのもの」
である事をトレーナーに聞きました。
確かにその通りだなと思います。
これが2分
それが終わるとサンドバッグに向かってのハイキックの打ち込み!
ゆっくりでもいいので、なるだけ高い位置を蹴り込みます。
これも2分
途中に移動や水分補給も含めると、1セット大体10分程度です。
1時間あれば6セットくらいはこなせます。
激しい打ち込みではないので、それほど体力を消費することなく私でも可能です。
2.ハイキックの練習1日目の感想
そしてこの練習、、、やってみるとわかりますが、地味です。
でもトレーナーに言われたのです。
「派手さのない練習はつまらないと感じるかもしれません。でも、どこかで必ずやらなきゃいけないのです!」
そうその通り!
それが今なんです!!
キックのみの練習!!
ハイキックを打てるようになるための、準備期間なのでそれほど苦痛じゃないのです。
確かに楽しそうだなぁとかパンチも打ちたいし、ミットもやって欲しいなとか思いますが、それは要らないのです!!
必要なのは「ハイキックのための練習のみ」決意はゆるぎません!
そしてこれだけハイキックのみに集中すると、実は今更ながらの発見も多くあります。
膝の位置、足の置き場、振り上げのタイミング、手の振り下ろしのタイミングなどなど。
「あれ?こうだったのかな?実はこうした方が足を上げやすいぞとか、安定するぞとか。」
ハイキックの練習に特化すると見えてくるものもあるのですね。
3.ハイキック用のストレッチ
今回はハイキック用のストレッチをご紹介したいと思います。
これは今回私が実際にやっているストレッチです。
トレーナーに教えてもらったのですが、間違いないと私は思います。笑
何故ならこのトレーナーも元々は硬くてハイキックが得意じゃなかったそうです。
そしてこの人のハイキックをミットで受けたときに、とんでもない衝撃でした。
この蹴りがもしも手に入れば、一生ものの武器を手にすることができます!
すべてを終わらすことができる蹴り!
もしも私が手に入れたら必殺の「ジ・エンド」と名付けたと思います。
※トレーナーに写真掲載の許可は貰いましたが、一応顔は隠します。
ご本人は「全然気にしない」と言ってましたが、、。
4.ハイキック用のストレッチ方法
ストレッチは基本ゆっくり息を吐きながら8秒程度で良いそうです。
最初にあまりやりすぎると逆にパフォーマンスを落とすこともあるそうです。
①モモと足首のストレッチ
足裏をお尻に付けるくらいに引っ張ります。
膝上のモモの筋肉が伸びているの感じてください。
ケリを打つ際の足を上げる部分の筋肉です。
②お尻とヒザのストレッチ パターン1
掴んでいる足の位置がポイントです。
足をセットしている場所はフクラハギくらいですね。
お尻と足が伸びてる感じを感じられると思います。
キックの際に後ろ側の筋肉に引っ張られると伸びが出ないそうです。
なので、後ろ側の筋肉を伸ばすことも重要です。
③お尻とヒザのストレッチ パターン2
②のストレッチと似ているのですが、セットしている足の位置が違います。
より足首側にセットしているのですが、こうすることでお尻だけでなく足自体の練習効率も良くなります。
やりすぎて膝を痛め無いように注意です。
④ヒザ裏のストレッチ パターン1
ポイントは伸ばす方じゃない足を伸ばす足のひざ下に入れ込みます。
腕を伸ばして足首を掴むようにストレッチしましょう。
膝の裏がより一層伸びている感じがします。
キックの瞬間は、膝裏が伸びきるわけですから、インパクト時のキックのスピード・威力を出すために重要なストレッチです。
⑤ヒザ裏のストレッチ パターン2
④のヒザ裏のときにセットした足は外してしまいます。
こちらも足全体のストレッチですが、つま先をつまむ感じで体を倒して足を伸ばします。
できれば両手で掴みに行くと更に効果的な気がします。
⑥股関節のストレッチ パターン1
かの有名なイチロー選手も現役時代よくこの「肩入れ」をしている映像が流れていたものです。
やり方はそのままですが、足を広めに開き両手を膝にセット、交互に肩を前に出してテコの原理を使う要領で膝を外側に押し出し股関節を広げます。
股関節はどのスポーツにおいても重要な働きをします。
⑦股関節のストレッチ パターン2
上記⑥のストレッチを更に強力にストレッチします。
やり方は見たとおり両肘を足の内ももにセット。
体重を前に倒しつつ両腕を外側に押し出すイメージで股関節をストレッチします。
⑥に比べて強度がやや強いストレッチですね。
やりすぎると股関節を痛めるので、程々に、、、。
⑧ 股関節のストレッチ パターン3
こちらは足を合わせるようにして、手でそこを固定します。
股関節を横方向に開くストレッチですね。
背中を丸めずに息を吐きながらゆっくりと倒していきます。
股関節がよく伸びます。
⑨立ったまま開脚
開脚にもいろいろと種類があるそうですね。
ハイキック用にはこのストレッチですね。
ただ足を開くだけ!!
ポイントは自分の体重つまり自重で股関節を伸ばしていきます。
リラックスして、ゆっくりと伸ばしましょう!
これが開けば開くだけ、キックの出しどころが自在に決められます。
もちろん高い位置のけりにも有効ですね。
⑩前重心の開脚
上記⑨の立ったまま開脚から手を使って前に行きます。
開脚をキープした状態なので、なかなか難しいです。
なるだけゆっくりとストレッチしていきましょう。
⑪後ろ重心の開脚
いわゆる普通の開脚ですね。
ですが前に倒すだけではありません。
倒す側の手の位置を内側に入れます。
要するにこれも開脚の一種なので、股関節周りのストレッチですね。
横の脇腹を伸ばすイメージと言うよりは、足を自分の体にくっつけるイメージでの開脚ですね。
実際の蹴りのインパクトに近い状態を作り出します。
⑫前後開脚
前後の開脚は蹴り足を高く上げる意味で重要ですね。
横の開脚と同じ位重要です。
こちらのまた自分の重さをしっかり感じつつ、股関節をストレッチしていきます。
横の関節とは違い縦の関節と膝うらのストレッチも行えますので実に有効な練習になると思います。
当然左右両方行います。
5.まとめ
ストレッチを行う場合の手順等はいろんな人にいろんな意見を聞きました。
その上で何故このやり方を選んだのかというと、私の疑問に全て完璧に答えてくれたトレーナーの意見だったからです。
ストレッチ・ハイキックどちらをとっても色んな人が、色んな意見を行ってくるでしょう。
ですが私は、このトレーナーに、ミット越し受けた次元の違うプロのケリを目の当たりにして、目指すべき明確な目標に設定できたわけです。
意識が変わると練習もちょっと普段と違い、新たな発見があるのです。
たったの1回目ですが、、、、苦笑
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